こんにちは、竹田繭香です。
★★2022年3月23日発表!★★
映画化が決定しました!!
主演は横浜流星さん。他のキャストは現段階で未公表。
横浜さんは1年以上も前から水墨画の練習を積んでいたそう。
水墨画全面監修は小林東雲先生です。
公開は10月21日。
待望の映画化ですから、楽しみですね!
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「線は、僕を描く」という漫画を読みました。
水墨画(墨絵)を題材にした漫画です。
これが、ものすごく内容が良かったのです。
私が墨絵を描いているからかもしれませんが、「久々のヒット!」という感じで非常に心打たれました。
映画にしてほしいです。
「線は、僕を描く」とは?
この「線は、僕を描く」は、最初は小説でした。
それを漫画化したものなのですが、漫画とは思えないほど内容が濃いです。
あまり馴染みのない水墨画をテーマにした作品ですが、初心者には分かりにくい「墨絵とはどのようなものか」という精神性の部分まで、分かりやすく表現しています。
私のようにずっと墨絵に携わっていた者からしても、「なるほど~」と思う部分もあります。
元は小説ですが、漫画でここまで表現できているなんて感動しました。
人気もあるようですし、もうここまで来たら、映画化されてもおかしくないのではないかと思います。
原作は砥上裕將(とがみ・ひろまさ)さんで、漫画は堀内厚徳さんがかいていらしゃいます。
砥上裕將さんはもともと水墨画家で、
現在は、水墨画家であり小説家ということになっています。
水墨の経験がなければ、ここまで墨絵の精神性まで表現できないと思います。
「線は、僕を描く」の主な登場人物
●青山霜介(あおやま・そうすけ)
→大学生。孤独と哀しみで生活感のない生活をしている。周りを観察する癖と判断力がある。
●篠田湖山(しのだ・こざん)
→美術を知らない人でもその名を知っているほどの人物。日本を代表する水墨画家。
●篠田千瑛(しのだ・ちあき)
→湖山の孫娘で、花卉画を得意としている。気が強くて高慢なお嬢様。
●西濱湖峰(にしはま・こほう)
→湖山門下の2番手。風景画に定評がある。親しみやすい雰囲気のお兄ちゃん。
●斉藤湖栖(さいとう・こせい)
→最年少で湖山賞を受賞した。機械なような正確な技術を持つ。一方で、人付き合いはちょっと苦手。
●藤堂翠山(とうどう・すいざん)
→湖山も一目置く絵師。厳しいが落ち着いた雰囲気で、湖山とはまた違う個性の人物。
●古前(こまえ)
→霜介の友人。いがくり頭にいつもサングラスをかけているため一見胡散臭いが、嘘がない性格で、決断力を持ち合わせている。
●川岸(かわぎし)
→霜介と同じゼミに通う大学生。まじめで慎重な性格の持ち主。
「線は、僕を描く」のあらすじ
※ネタバレがありますのでご注意ください。
漫画の方をベースにあらすじをご紹介していきます。
漫画は1~4巻の全4巻となります。
大学生の青山霜介は、数年前に両親を交通事故で亡くし、孤独と哀しみから殻に閉じこもっていました。
話は、霜介が絵画展覧会の搬入作業のバイトで篠田湖山と出会うところから始まります。
湖山は霜介の観察力を褒め、自宅に招いて内弟子にしてしまいます。
湖山の孫娘、千瑛はそれに反発。
千瑛と霜介は翌年の最大のタイトル「湖山賞」をかけて勝負することになりました。
結末が気になりますね。勝負の結果はいかに。
墨で線を描くことで、人と自然との繋がり、水墨画をとおして生きることの意味を見いだしていく物語です。
きっと水墨関係者だけでなく、皆さんの心に響くものがあると思います。
「線は、僕を描く」の「春蘭」
水墨画を習得していくための最初の画材に「四君子(しくんし)」があります。
四君子とは、「竹・蘭・梅・菊」のことで、これらの画題を順番に習得することで水墨画に必要な要素を学んでいきます。
霜介も湖山先生からの手ほどきでは、最初に「春蘭」から始めました。
※ちなみに私は「竹」から始めました。
水墨画では「蘭に始まり、蘭に終わる」といわれるほど、蘭を描くことは、水墨画の技術を習得する上で基礎の基礎であるとともに、深い技術を要求される課題でもあります。
その他にも水墨画の技法や心得が分かりやすく解説されていて、きっと誰もがその世界観に魅入ってしまいます。
「線は、僕を描く」篠田湖山の教え
霜介が湖山の自宅に呼ばれて手ほどきを受けることになります。
湖山先生の教えは水墨画の教えなのですが、万人に通じる教えだと思えます。
- 「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」
- 「たくさん失敗しなさい」
- 「楽しんでいる人が一番すごい。たとえば才能やセンスなんて 絵を楽しんでいるかどうかに比べたらどうということはない」
湖山先生の金言はまだまだたくさんありますよ。
気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね!
小説もあるよ。
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